
教職員組合運動で学んだことで、これから一生役に立つだろうなぁと思うことはいろいろあります。
前回まで何度か書いてきたような難しい組合用語が体現しようとしていることはもちろんそうですが、
そんななかで、万物に共通するものと思われるものに「各級段階」があります。
教職員組合の「各級段階」
組合の中の「各級段階」
初めてこの言葉を聞いたのは、支部執行部をしていたときなのでしょう。
教職員組合でいえば、「加入している先生本人→分会→支部→本部」というそれぞれの「段階」。
情報が通過する「段階」でもありますよね。
人事闘争をしているときには、「分会は校長先生と話して、支部は市町村の教育長と懇談して…」てな具合で使われていたのだと記憶しています。
対外的に話を進めるための「各級段階」
専従になってからは、少し意味合いが変わってきました。
あるとき、委員長がこんなふうに話しました。ちょっと解決しなければならない課題がうまれて、懇談をすることになったときのことです。書記長である私にこんなふうに言ったのです。

書記長はまず係長と懇談をしてみてその内容を教えて。うまくいかなかったら各級段階を上げて私(委員長)が課長と対応するから
「世の中はそんなふうにできているんだ」と知った瞬間でした。立場に応じて対応する相手が決まるという意味での「各級段階」です。
組合の中にある、もう一つの「各級段階」
専従で書記長をしている中で、日々緊張感をもっていたのが「会議を通す」ということ。
会議の「各級段階」を順を追って経ること、その会議の参加者に「よし!」と言ってもらうことの、ふたつの「通す」の意味があり、会議のたびに緊張感と闘っていました。
教職員組合の会議の多くは要求実現に直結することが多くそれだけ真剣勝負です。
会議の場をよりよく設けることとともに、「通す」ことを意識して毎回の会議でへとへとになっていたのを覚えています。
これらの経験は、学校に戻ってからもとても役に立っています。
「各級段階」を意識することは、思いやりなんじゃないか
「各級段階」という言葉をgoogle検索してみても、省庁か労働組合しか検索には引っかかりません。おそらくそのあたりの「業界用語」なのでしょう。でも、そこには「組織する」という意識が詰まっていると思うのです。
組織に対する配慮だったり、対外的に接する相手へのリスペクトみたいな要素が強いのではないかいうことです。
再び学校で働くようになって、その思いはますます強くなっています。
