
長く教職員組合運動を牽引してきた親愛なる「じーちゃん」と、教育会館の大会議室でこんな話をしたことをふと思い出しました。

組合の会議は、先生方の休みの日に時間をもらって開催している。
私たち(会議の主催者)は、そのことを常に考えておかないといけないよ。
だから、会議の準備をするときはまず大会議室を掃除しないといけない。
畳を掃いて、机を拭いて。キチッと美しく並べるんだ。
そして、会議では明日からの希望がもてるような議論をしないといけない。
休みの日にわざわざ稚内まで来てもらうわけだから「今日は一念発起して、教育会館に来てよかった!」と思って帰ってもらえるような「とびっきりの体験」ができるような会議を創らなきゃいけなんだよ。

よくこうして寝転がって考え事をしたものです。
会議のまえに誰もいない大会議室に入るたびに思い出している言葉でした。
50畳の広い大会議室で、みなさんにそんな体験をしてもらえる会議は何回あっただろう…と振り返ります。
実はそんなにできていないのかもしれない。
でも、大事にしないといけない会議主催者としての心意気みたいなものを教えてもらったような気がしています。
コロナ禍になってオンライン会議で…
2020年春頃からZOOMを使ったオンライン会議が主流になっていきました。
オンラインなわけですから、リアルな会議室はありません。
でも、冒頭の「じーちゃん」の言葉は私の中にずっとありました。
そこで考えたのが、ZOOM入室から会議開始までの画面共有による案内動画。
これはフリー素材の音楽にしてしまっていますが、カフェ系音楽とともにこんな動画でお出迎えしていた頃もありました。
機関決定の場・節目の場だけでない「教職員組合の会議」の意味
宗谷の教育会館にまつわるもうひとつのエピソードがあります。
今度は、会議参加者のみなさんがよく思っていたことだそうです。
支部執行部のみなさんの心の声です。

会館で会議をしていると「そうだよなぁ。教育をよくするって大事だよなぁ」って書記長の話や、他の支部のベテランの先生の話を聞いていると思うんです。そしていつの間にか、「よし、うちの街でもやってみよう」って気持ちが高まって会議が終わるんです。
会館から自宅がある街に向けて車を走らせていると「いい話が聞けてよかったぁ」っていう充実感がいっぱいでいい気分なんです。
でも、自宅が近づいてくる頃には「あれっ? 街の仲間にちゃんと話できるかなぁ!?」と不安になってしまうんですよね。
宗谷の「支部代表者会議あるある」として語り継がれているおはなしです。
教職員組合の会議はこうして組織的に行われ、かつ組織化されてきたのです。
その時々の専従の気遣いと心配りが時代を越えて伝えられ、いまに至ります。
リアルやオンライン、SNSの活用など様々なバリエーションが生まれてきている昨今ですが、その心意気はなにも変わってないと信じています。
