教職員組合は、集うコトで事態が進展する

教職員組合は、集うコトで事態が進展する

教職員組合の会議に、様々な「手法」を取り入れるということが、ここ数年で話題になるようになりました。

各級段階で「降ってくる」取り組みには元気が出ない

そんな歴史的にずっと潜在的にあったであろう声に応えるべく、会議のあり方を見直していこうという動きです。

各級段階とのたたかい

教職員組合における各級段階。例えば、本部が提起したものを支部が聞きとり、それを分会長会議で代弁します。そうすると、下手すると「・・・って言ってたんですけど」という、伝聞になってしまい、議論が空虚になってしまいます。

「提起する」というスタイルで会議をする場合には、提起するその人の言葉になるまで理解をする必要があるのです。

実はこれ、もう15年くらい前に、支部執行部として小さい街の役員をしていたときから考えていたこと。

そのときには、今みたいに自信をもって明文化することはなかったけれど、確信めいたものをもっていました。

その後、教職員組合で専従をすることになります。専従になってみて感じたのは、「すべては提起できない」。

関係団体とのお付き合い、各級段階で提起されるもの、すべて「降ろして」しまっては、組合がもちません。

お付き合い程度にやること、自分の時間を費やして没頭するもの、提起する人はそのメリハリをもっていいのだろうと思ってきました。

みんなで練り上げていくスタイルは…

いつしか、「会議は集うからこそ、組織的であるのは大前提で、議論したたげ運動は前へ転がりはじめてる」ということを意識するようになりました。

そこには、コミュニティ・オーガナイジングの手法を学んだということも影響しています。

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「そうだよね」という共感で運動をつくろう 「SNS」も「コミュニティ・オーガナイジング」もカタカナです。世代によっては理解されにくいところがあります。さらに、コミュニティ・オーガナイジングの手法には特有の専門用語が出てくるため、その理解はなお難解になってしまうのかもしれません。

最近では、会議の前の「チェックイン」や、大前提として守るべき約束事をきめる「ノーム」の設定などが一般的によく聞かれるようになりました。

また、これらとともに大事にしていきたいのが「キャンペーンタイムライン」。

教職員組合の「教訓」文化と馴染みがいいあたりで整理すると

①どんな人とやるか
②いつ、どんなふうにやるか
③なにをすると「放つ」ことができるのか

というあたりになるでしょう。もちろん、次回の節目(到達の確かめなど)の会議をどうもつのかというのも大事な視点です。

キャンペーンタイムラインの手法を用いることで、取り組みの見通しがもちやすかったり、取り組む仲間を増やしやすかったりするのは、この手法の大きなポイントだと言えるでしょう。

教職員組合だから正論で議論できる

先生の働き方が忙しくなっていて、学校も教職員組合も「会議をもつこと」が難しくなっています。おのずと、会議という節目が、昔から比べると減ってきているのでしょう。

こうした中で、会議という節目は大事にされなければなりません。

同時に、組織的で正論をぶつけ合う場であるべきなのです。

よく「教職員組合だから、いいんじゃない?」という言葉を聞くことがあります。

確かに、「任意団体だからいいんじゃね?」と言うこともできるでしょう。ただ、その感覚と経営的な考えは相容れないでしょう。

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専従は、教職員組合の知的財産なのだから… 一般的に、専従の給料は教職員組合の組合費から捻出されます。教職員組合の一般会計における傭人費はかなりの割合を占めることになります。 教職員組合の経営する観点から「専従がいること」をどう価値付けるのかということを意識せざるを得なくなります。 「専従がいる」ということは、莫大な組合費を捻出してどんな教職員組合運動を創るのかということになるわけです。

各々の時間を紡ぎ合い、「社会をよりよくしたい」と集まっているからこそ、教職員組合にとって、節目の会議というのは正論で議論され、その議論が運動を前に転がす原動力になるのです。

そう言う意味では、教職員組合の会議こそたたかいだと思っています。

そのための組織論や手法を身につけ、教職員組合のアップデートを図っていくことは、未来に教職員組合運動を残していくために、必要な視点です。

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