
宗谷教組の専従をしている頃から、何かまとまった発信をするときには「本だろう」と思って疑っていません。
最近はSNSでの宣伝ばかりですが、ドシっと腰を据えて冊子を作ることを、教職員組合運動の中で大事にしてきました。今回は、そんな「リーフレット」というメディアについて振り返ります。
印刷物作成は、Adobe Illustratorが最強!
ここ数年は、「インターネットの印刷屋さん」がリーズナブルで身近になつてきました。

宗谷教組の専従の頃は、地元の印刷屋さんに「こんなん作って」とデザインからお願いすることもありましたが、いつもいつも利用できるものではなく、「ここぞ」というときに「打って出る」のが「印刷屋さんの印刷物」でした。
地元の印刷屋さんには残念そうな顔で見られますが、それでもやはり安さには変えられません。ただ、そうなってくると身に付けなければならないスキルがAdobe Illustratorです。
WordやPowerPointと違う概念があるとすると「きれいな画像を使う」→「画像を埋め込む」「文字を画像化(アウトライン化)する」くらいなのですが、アプリが高価だったり見た目が取っ付きにくかったりして、ハードルが高いのかもしれません。でも、印刷物の出来栄えはかなり違います。
2018年宗谷教組パンフレット「Inkar-us-pe」

宗谷教組の専従時代、管内各地をめぐって分会訪問をしていました。そうして思っていたのは、「宗谷の自然はコンテンツになる」ということ。
稚内空港に降り立つ観光ツアーのみなさんを見ていると「最果ての美しい海と食3日間」みたいなツアーがぞろぞろと来るくらいですから、この美しい風景をリーフレットに使わない手はないと考えました。
これが最初のIllustratorによる作品。内容もさることながら、何度もいいますが、宗谷の景色は綺麗です。ちなみに、「Inkar-us-pe」はアイヌ語で「インカルシぺ」。眺望のいいところという意味です。
2019年は「With you」といろんなチラシをコツコツと

宗谷の専従を終えて、フリーになります。道教組の執行委員会の一員としてコツコツと情宣活動をはじめます。
2019年3月の道教組定期大会の集中討論の様子をまとめた冊子「With you」。
集中討論で口火を切った先生がとてもいい話をしだして、「これはメモしないといけないんじゃないか!?」とポチポチと記録を取り始めたのがさいしょです。
また、教職員組合からちょっと離れて2019年は道民教が稚内で全道集会を行いました。その事務局長を務めたことから、全体パンフを作成したりしていました。これも「Inkar-us-pe」につづき、コンセプトは宗谷の美しさです。

2020年は「from us」。運動づくりとTwitterをひとつに。

2020年2月の全教定期大会に合わせて、コミュニティ・オーガナイジングの手法を取り入れた教職員組合運動のあり方や、SNSの「はじめのいっぽ」としてTwitterの始め方についてまとめた冊子「from us」を発行。
今回の12月連載をするにあたって読み直してみても、なかなか鋭いことを書いています。
2020年はさらにZOOMの使い方をまとめた幻の冊子「beside me」

コロナ禍に入って、ZOOMが全盛の時代でした。しかし、その当時ZOOMの取り扱い説明書的なものはなかなかなく、頻繁なアップロードですぐに時代遅れになってしまうため、すぐに「賞味期限切れ」となってしまうような時代でした。
そんな中で、コロナ禍の組合づくりとZOOMのトリセツをまとめた冊子「beside me」発行。そんなような情勢だったため、この冊子は印刷せずPDFのみの発刊で、そういう意味でも幻の冊子となっています。
映える発行物はSNS時代のいまでも価値はあると信じているから
SNSがいくら台頭する時代でも、目の前に置いて残しておきたい書籍や発行物ってあると思うのです。
リーフレットなどIllustratorを使って作った成果物は、その可能性があると信じています。手間暇かかる作業ではあるものの、「あぁ、きれいだなぁ。いいなぁ。」と思ってもらえるなら、がんばってよかったと思えるのです。
SNSの情報は恐ろしいほどにサラッと流れていってしまいます。そのところでいけば、手元に残る情宣物のぬくもりにこだわるのもいいものだなぁと思っています。
