
専従になってすぐの頃、「もしドラ」が流行っていました。
ちょうどその頃、「学校から離れてあえて『教職員組合』をする」ということに疑問をもってしまっていました。同時に考えていたのが、「教職員組合は誰のために活動をしているのか」ということでした。
この疑問にドンピシャにはまったのが「もしドラ」です。
ドラッガーを引用する形で高校野球を舞台に置き換えて話が進んでいくお話の「顧客は誰か」という部分に目が留まりました。
教職員組合の「顧客」は誰か
それになぞらえて考えると、教職員組合の顧客は「子どもたちも、同僚も、管理職も、地教委も、そして私たち組合員も・・・」ということになるのです。
よく「つながりが大事」と言ったりしますが、教職員組合はこうした「顧客(子ども・同僚・管理職・地教委、そして私たち)」のために『先生方のつながりを生み出す組織』と言えるなぁと考えるに至ったのです。
私たちの教職員組合運動がどれほど魅力的だったとしても、それが広く先生方に知られなければそれは身内の集まりとなり、やがては集う人々が減って組織が弱体化してしまいます。これまでの長い歴史の中で、「組織拡大」という口コミで新しい仲間を増やしてきたことから、「誰かが組合を語らなければならない」と思われがちですが、いまの時代はそれだけじゃないと思うのです。
広いSNSの世界でも「教職員組合」の存在感を発揮したい
広いSNSの大海原の中で、たとえば教育実践を調べたときなんかにハッシュタグで教職員組合がひっかかる…そこから教職員組合とのつながりができていくみたいなことがあってもいいのではないかと思うのです。
あるいは、全国の教職員組合がSNSを介して情報を交流し、お互いがたくましく運動を進めていくことがあってもいいんじゃないかと思うのです。パブリックコメントの取り組みでは、道教組のYouTube動画やバナーが広く活用されました。そんなふうに、全国の教職員組合がSNSでつながって、それが力になることがこれからの時代は大事なんじゃないかと思います。
一般的に「SNSで発信をする際には届けたい相手を具体的にイメージするといい」といいます。外向きSNSの場合は一般的に「まだ教職員組合の存在を知らない学校の先生」となるのではないかと思います。そんな出逢いをイメージしながら日々発信をしていくわけです。
SNSには様々なテクニックがあると言われています。そんな中でも「ファンをつくる」という方法があります。たとえ本業とは関係なかったとしても、SNSで発信をし続けることでフレンドリーに、そして親近感を感じられるというもの。そうして、リアルにつなげていくというのです。実店舗をもつお店であれば、いつの日にか訪問してもらうというようなことです。
教職員組合は、先生方を対象としながらその活動の本質は子どもたちの教育環境がよくなったり、誰にとっても幸せな学校をつくることです。どれも目に見える形にすることは難しく、おのずとSNSの世界は遠のいてしまいがちです。
でも、工夫によっては太刀打ちできると思うのです。形にすることは難しくてもその魅力はあまりあるからです。その方法を知らない人が教職員組合にはあまりにも多いのです。だからこそ、教職員組合のファンを増やすためのSNS運用のあり方を少しでも多くのみなさんとともに模索していきたいと考えています。
