SNSを活用しまくる教職員組合の未来

教職員組合運動ってすごく手間暇がかります。それは、各級段階によるものだったり、そもそも教職員組合に集うことへの難しさだったり、いろんな要因があるのでしょう。
コロナ禍を憂いて、そのあいだの影響を挙げたり、日々が忙しくて教職員組合のことまで手が回らないという声があるのは事実です。
5年後・10年後の教職員組合運動がどうなっているのか。
それは、いまどれくらい考えて、地道に動いておけるかということが鍵になっている気がします。
その「いま考えておかなければならないこと」は、教職員組合がもっている価値観を発信する技術を身につけることです。
今年のうちに理解しておきたい「1分動画」
なんといっても、いま身につけておきたいテクニックは「1分動画」なのではないかと思います。
「動画」って全く新しいメディアではないので、そんなにセンセーショナルではありません。
YouTubeで言えば、もう歴史は20年。いまとなっては生活に欠かせないメディアです。しかし、そのあり方に気付かされたのは、東京都知事選挙の際に話題になった1分動画がきっかけでした。
起承転結では伝わらない世界にどう対峙するのか
教職員組合が扱う話題は難しく、説明すると長くなります。
今話題の「教職調整額」が顕著な例ではないでしょうか。
教職調整額が「残業代」という報道があるけど、それは本質的に違う。職務の特殊性や専門性を評価する意味合いをもち、その労働条件を改善するための重要な制度。
どれだけ簡単に説明してもこんな感じで、その背景や根拠を説明しようとするよりいっそう長くなります。
以前に、1分動画のさいしょの10秒の作り方をLearn Labで記事にしています。
冒頭でドンッとインパクトのあるフレーズを言う。そのあと端的に要点をわかりやすく伝える。
これには相当な学習が必要ですが、試行錯誤をしながら身につけていきたい、これからの時代の教職員組合運動に不可欠な力になると思っています。
みんなでSNSに打って出たら、みえてきたもの
2024年の教職員組合運動の中で特徴的だったものに「Xデモをしかける」ということがありました。
これまでの全教運動の中では考えられなかったことです。
ただ、「Xデモをやります」ってならないと、全国津々浦々の教職員組合がSNSを仕掛けていないのが現状です。
これから望まれる景色としては、全国津々浦々の教職員組合がお互いの投稿にリアクションしあうということが当たり前になるということ。
2024年段階のXのアルゴリズムでは、「リポスト」することでその投稿の価値が増していくということからすれば、全国津々浦々の教職員組合がお互いの投稿を意識しあうことで、全教という教職員組合があるんだということをもっともっと大きく発信できるようになるでしょう。
SNSの強みは、発信次第でリアルな存在の大きさなんて関係なくなるということです。
全教の中でちっぽけな教職員組合である道教組が、日本の最北端から発信できていることを考えても、明らかな事実です。
全国津々浦々の教職員組合でSNSに取り組んでいる組織がネットワークを作るような、そんな未来ってワクワクします。今すぐはできなくても、始められたらいいのになって想うことのひとつです。
