教職員組合をSNSでアップデートする

今となっては「ないとーさんといえばSNS」と言われる感じを醸し出していますが、本格的に言い始めたのも、2019年のことです。
コミュニティ・オーガナイジングでも書いた「教職員組合運動のアップデート」に向けて本気で考え動き始めていた時期がこの頃です。
まず考えたのは、「組合の集う先生方がつながる手段」
教職員組合運動は昔々、職場のFAXを使うことができました。職場のFAXで目に見える形で情報がやりとりされていました。北海道では、2010年頃からメールに切り替わらざるを得なくなりました。
そこから教職員組合が見えにくくなったと感じています。
もちろん、定期的に机の上に配布される機関紙などはあるものの、「いま、ここで教職員組合が動いている」と感じる機会が減りつつあるように感じるようになりました。
そんな中で、誰もがもっているスマホを使えないかと考えたのです。
内向きSNSと外向きSNS
ひとことでSNSと言ってもいろいろあります。SNSはものすごく簡単にいうと、「SNSとは人と人とのつながりを促進・サポートするサービス」ですから、教職員組合にだって親和性があるはずです。
そこでまず考えたのが、「内向きSNS」の活用でした。
内向きSNSとは、LINEやFacebookメッセンジャーなど、個人と個人が連絡を取り合うもの。外向きSNSはXやInstagram、YouTubeのように非公開にしない限り、他の目にふれるものを言います。
旧来から続いている教職員組合の各級段階は、連絡手段にも活用されるものですが、郵送にしても電話連絡にしても人の手を介する数が増えるほど、情報の伝達に時間がかかります。
最近では、「見える化プロジェクト」のチラシで実際に計測してみましたが、自分で発注をかけて→道教組の事務所に届く→宗谷教組の事務所に発送→宗谷教組が分会直送→職場に届くという流れが20日間を要することがわかりました。最近の配送事情で言えば、昔より時間がかかっているのはその通りなのでしょうが。
この内向きSNSを説明するためにこんな動画を作っていました。いまみてみても「アリ」だな…と思うのは言うまでもありませんが、最近はこれをビジネスとしているSNSの会社も出始めていますよね。
道教組Twitterデビューは全労連の「あのパンフ」のおかげ
内向きSNSについて構想を練っていた2019年8月。道労連定期大会がありました。ちょうど、全労連がSNS発信の必要性を呼びかけている頃だったこともあり、定期大会が行われていることをFacebookで知り、そのタイミングで「Twitterなんて始めてみたらどうでしょうかねぇ」と執行委員会の中で話題にしたのが、道教組Twitterのはじまりです。
その当時の書記長が熱心に取り組み、しばらく時間を置いて今年の3月から勢いを増して取り組んでいるところです。どうにかTwitterというものを理解してほしくて使った当時の動画があります。
組織として「研究が必要」と言われて5年…
2020年2月の全教定期大会で、討論に立ちました。「全教としてSNSについてどう考えているのか」と質問をしたところ、その当時の回答は「組織として研究が必要」というものでした。稚内までの帰り道、「どういうことだろう」ともやもやしていたのを覚えています。
それから5年、全教としてXデモを主催するようになるなど、少しずつ進展はしているのでしょう。でも、それ以上にSNSの世界は急速な変化をしていきます。このいたちごっこのような進み方をするなかで、教職員組合はSNSの世界に存在を示すことはできるのでしょうか。常にそんなことを考えています。
