仲間の声が、きっかけになって…

仲間の声が、きっかけになって…

もともと人見知りな私は、初対面の方とわいわいと語り合うのがあまり得意ではありませんでした。

これは、教職員組合の専従として、困ったことになります。

例えば「組織拡大ツアー」をしている中で、職場訪問をする際にとっても話が弾まないのです。

それではいけないという、課題意識は常にありました。

こういう意味でのライバルは、職員室にやってくる保険屋さんの営業の人たち。営業のお仕事の人たちの積極性と根気強さは見習うべきところがあるなぁ…と専従をしているころからずっと考えていました。

また、もうひとつ課題だと思っていたことが「教職員組合運動のアップデート」。

専従になってから、ずっと感じていた「口承文化」の限界。それを打開するための「アップデート」が必要だとずっと考えていました。

そんな中で出会ったのが、「コミュニティ・オーガナイジング」です。

コミュニティ・オーガナイジングとの出会い

わたしはがコミュニティ・オーガナイジングを知ったのは、2017年のことだったと記憶しています。専従最後の年。「教職員組合運動のアップデート」を意識して「最後に何かできないか」と考えていた頃のことです。

この頃のフルワークショップは東京に行って2日間びっちり会議室で学ぶというものでした。往復を考えると、4日間かかります。そう考えると、なかなか「よし!受講しよう!」とはなれなくて、今となってはもったいないことをしたと思っています。

仲間の声が後押しになる

2019年3月。道教組定期大会では「集中討論」というのを行っています。組合づくりについてざっくばらんに語り合うという場です。その中で出てきたのが「コミュニティ・オーガナイジングというのがあって・・・」という仲間の声でした。

それから、上川教組を中心に6月・10月とコミュニティ・オーガナイジングやトラブルメーカーズスクールの学習会を進めてきました。8月には、道教組から3名が東京で行われたフルワークショップに参加しています。

対話とは、わたしがあなたと「今だよ」って語ること

私たちの先輩が築いてきた教職員組合運動の財産の中に「対話」があります。

教職員組合として方針を持ち、教育関係者と対話をしながら力合わせを進めていくことや、世論が少しずつできはじめたところで組合に集う先生方による学習が追い付き、署名活動や議会請願を通してより世論を広範なものにしていくことなど「原則」を確かめ合い、時期や情勢を見定めながら方針や方向性を確かめてきたのです。私たちが進めてきた教職員組合運動は「対話」を武器に進められてきたことは改めて言うまでもありません。

コミュニティ・オーガナイジング・ジャパンによるワークショップによれば、対話を通して「そうかもしれない、この人と一緒にやってみようかな」と思えるためには「①こちらが自分自身の経験を語ること、②共に共感できる課題意識があること、③『さぁ、今だよ!』と共に思えること」が必要だと言われています。こうすることで対話の輪が広がり、ひとりひとりが「教職員組合運動を『ひっぱる側』」になることで、運動は急速に広がっていくのです。

「やること」ではなく「なぜやるのか」を語ろう

コミュニティ・オーガナイジングでの学びを通して、やることを提起するだけでは人は動かず、感情に訴えることが大事だという考え方を学びました。

「なぜ世界を変えるのか、どのように行動するのか。」と共感しあう手法があることを知り、「口承文化」を一歩アップデートできたような気がしはじめました。

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